相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。
今回が、暴落に特化した講義の最終回になります。
徹底的に「暴落局面」の株価について身に染み込ませ
暴落時に笑って、株価の儲けがとれるトレーダーになってください。
以下、「パナソニック(旧:松下電器産業)」の日足チャートをご覧ください。
長期間上昇をし続けた後の右側の赤の丸で囲った部分。
この大暴落している部分で、利益を取るにはどう考えたらいいでしょうか?
上記、日足チャートを少し拡大した図が以下になります。
暴落時の特徴として、以下の3つに着目しておきましょう。
①長期間上昇してきた、株価の上昇が少し弱まってきた・・・
②緑の20日線に接触する回数が増えてきた
③株価が高値を更新しなくなってきた(トライ届かず)
この辺りから、建玉を少しずつ入れていきましょう。
では、実際に行う「建玉の操作」を1つ1つ詳しくみていきましょう。
①2-0
5日移動平均線を陰線で割ったので売りから入ります
②2-1
20日移動平均線に当たって陽線で返したので
買いヘッジを入れます。
上昇していた株価が下がってきて
始めて20日移動平均線に当たって陽線で返したら基本上昇します。
ヘッジの数は
「半分にする2-1」と「全ヘッジの2-2」と2パターンが考えられますが
上昇期間がかなり長いので、
この後の下げが、大きいとみてヘッジは半分の1だけにします。
③3-0
高値を更新することなく、20日移動平均線に2回目のタッチ、
しかも陰線なので弱い。
買いを切って売りを追加します。
④3-0のまま
ローソク足が陽線になっていますが、
5日線、20日線の下にあるので買いは入れないで我慢・・・
そのままにしておきます。
⑤4-0
前の高値に並んで陰線なので売りを追加します。
⑥5-0
昨日より弱い、売りを追加します。
⑦8-0
5日線、20日線ともに陰線で下回ってきました。
この後、下げることが、ほぼ決定・・・
いつもより多めに売りを入れます。
④⑤⑥⑦・・・と緑の20日線に触れる回数が非常に多くなっていますね。
株価の上昇力がかなり弱くなっている証拠。
前の高値を越えることが出来ずに
20日を下回ってきました。
典型的な「トライ届かず」のパターンでもあります。
この辺りの株価が衰退する動きを
1つ1つのローソク足から読み取れるようになりましょう。
⑧10-0
窓を開けて陰線。前回の安値も更新してきました。
この時に、5日移動平均線と20日移動平均線にの向きに注目してください。
どちらも下に向かっていますね。
特に、20日移動平均線よりも5日移動平均線のほうが下向きの勾配が急になっています。
相場先生の大好きな「クチバシ」が出現しています。
>クチバシについては、こちら
売りを追加します。
⑨10-0
長い陰線で下がってきましたが、
紫色の100日線に初めてタッチしたこと。
2500円という節目まで来たので
一旦下げ止まる可能性があるため、様子を見ます。
⑩0-0
陽線の割合が増えてきました。
横並びだった株価が5日線の上に出てきたので、
ここで売りを全部手仕舞いします。
⑪2-0
横並びで推移していたローソク足が再度、5日線の下に落ちてきました。
再度、先ほどの(⑧の部分)「クチバシ」の形になりそうです。
売りを入れます。
⑫4-0
窓を開けて陰線。前回の安値も更新してきました。
ここでも、5日移動平均線と20日移動平均線にの向きに注目してください。
どちらも下に向かっていますね。
特に、20日移動平均線よりも5日移動平均線のほうが下向きの勾配が急になっています。
再び、相場先生の大好きな「クチバシ」が出現しています。
売りを追加します。
⑬0-0
300日線の手前で大きな陽線になりました。
一旦、すべて手仕舞いします。
概ね、理解できましたか?
このようにして、
株価の見えてる(結果がわかっている)状態で
繰り返し繰り返し、何度も練習しましょう。
そうすれば、本番の大暴落にも自信をもって建玉を入れられるようになります。
そのためにも
練習、練習、練習・・・
してくださいね。
T-Aimoto
<補足>
これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは
本番で使えるようにはなりません。
読んだ記事を本番で使えるようになるは
「繰り返し読む」ことが大事です。
いいなと思った記事、
これは大事だぞと思った記事
是非身につけたいと思った記事
があれば、
内容がスラスラと言えるようになるまで
繰り返し読みましょう。
1記事につき最低7回。
そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と
どんどん出来ることを増やしていきましょう。
基本の徹底反復が
後の大きな飛躍へと繋がります。
頑張ってください。